廃棄物の中でも、一般廃棄物と産業廃棄物では、処理・処分のための方法が異なります。
家庭から排出された一般廃棄物は、市区町村の公共サービスとして、ごみ収集車が収集・運搬して処理施設で処理されます。事業者から排出された一般廃棄物は、家庭ごみとは異なり、事業者が自ら処理するか、市町村の許可を受けた処理業者に委託する方法によって処理されます。
一般廃棄物は危険性が少ないため、このような処理・処分方法で問題ありませんが、産業廃棄物になるとそうはいきません。
事業者から排出される産業廃棄物は、事業者に処理責任があります。しかし、各事業者が産業廃棄物の処理・処分施設まで保有していることは少なく、多くは許可を受けた処理業者に委託して処理・処分されます。