経審イメージ

企業力を数値化する経営事項審査の評点は、以下の審査項目から決定されます。

・経営規模(X)
・経営状況(Y)
・技術力(Z)
・その他の審査項目(W)
※経営規模(X)は、さらにX1とX2に分かれ、それぞれが別の指標から算出さ れます。

数値化された経営規模(X)、経営状況(Y)、技術力(Z)、その他の審査項目(W)を基に、総合評定値(P)が計算(単なる加算ではない)され、総合評定値(P)が公共工事の発注者による競争入札資格審査の客観的審査点として用いられます。

これらの評点を一般的にX点、Y点、Z点、W点、P点と呼び、各評点を決定するための評価・審査が経営事項審査の本質です。
各評点は、経営状況分析(Y)と経営規模等評価(X,Z,W)に分けられ、2つは別の機関で評価されるため申請も別々になっています。

審査項目 評価する機関
経営状況分析(Y) 国土交通大臣登録の経営状況分析機関
(一般財団法人建設業情報管理センターなど)
経営規模等評価(X,Z,W) 建設業の許可行政庁

総合評定値(P)については、2つの結果から求められる値であるため、評価・審査の対象にはなっておらず、経営規模等評価を申請した許可行政庁に対して請求して結果を得ることが可能です。

経営事項審査における、建設業者、経営状況分析機関、許可行政庁という登場人物の関係は以下の通りになります。

建設業者

・経営状況分析機関へ経営状況分析の申請
・許可行政庁へ経営規模等評価の申請と総合評定値通知書の請求

経営状況分析機関

・建設業者の申請を受け経営状況を分析
・経営状況分析通知書の発行

許可行政庁

・建設業者の申請を受け経営規模等を評価
・経営規模等評価通知書と総合評定値通知書の発行